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文から挿絵だったり絵から物語だったりの小さな物語集。 企画ものではなくツイッターなどで、気まぐれに絵をほいと置いて物語つけてもらったり、 気まぐれに文をぽいと頂いて挿絵つけたり、ルールはないけど、基本は即興。
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私が絵をぽいっと放り投げて
八束さんが文を付けてくださいました。



列車を一本見送った。

さびれた一両編成の車体は、がたがたと音を立て、
野焼きの景色の中に吸いこまれてゆく。
視界はけぶり、鼻をつく煙の臭いは、
十二畳の部屋に立ちこめた線香を思い起こさせる。
雪融けの頃に死んでよかった。
手にした新聞は先日付けで、地域版には小さな悲報の記事。
きっと長い冬が終わって、ホッとしたところで、ぽっくり死んだのだ。
春のやわらかな陽射しになぶられながら、そう思う。
目を閉じれば、野火がまなうらにちらついた。

文・八束さんHayha

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急に男に人生という重みができたと感じました。

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即興文と即興絵3回目。


今回は私が絵を和沢さんにぶん投げました。
絵から文の即興です。




ダリミルさんは辞典を作る。
近所ではダリさんが愛称。

いつも言葉を考えて書き留めるから、
指先は万年筆のインクで年中真っ黒。
下を向いて歩く癖は、
そうすると捕まえた言葉が身体に残るかららしい。

人付き合いは下手っぴ。

チョッキには
ミントキャンディが常に入ってる。


文・和沢ともさん黙日

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ミントキャンディの包み紙はきっとポケットいっぱいになるまで捨てないタイプらしい。

だったら、枕の綿なくなったらミントキャンディの包み紙いれればいいよ!!
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