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文から挿絵だったり絵から物語だったりの小さな物語集。 企画ものではなくツイッターなどで、気まぐれに絵をほいと置いて物語つけてもらったり、 気まぐれに文をぽいと頂いて挿絵つけたり、ルールはないけど、基本は即興。
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私が絵を和沢さんにぶん投げました。
絵から文です。




カルモンティーノさんは不思議な指の持ち主で、
触れるとあら不思議何でもぷっかり浮かせちゃう。

飼い猫のドゥーモは「俺は触るなよ」な顔して今日も横目。

浮かせちゃったものには
専用のわっかで空に飛んでっちゃうのを防ぐ。

子供たちは触ってほしそうな顔で窓から見てる。


文・和沢ともさん黙日

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本気でなんにも考えないで描いたので
カルモンティーノとドゥーモがとっても初めましてな気分です・笑
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私が絵をぽいっと放り投げて
八束さんが文を付けてくださいました。



列車を一本見送った。

さびれた一両編成の車体は、がたがたと音を立て、
野焼きの景色の中に吸いこまれてゆく。
視界はけぶり、鼻をつく煙の臭いは、
十二畳の部屋に立ちこめた線香を思い起こさせる。
雪融けの頃に死んでよかった。
手にした新聞は先日付けで、地域版には小さな悲報の記事。
きっと長い冬が終わって、ホッとしたところで、ぽっくり死んだのだ。
春のやわらかな陽射しになぶられながら、そう思う。
目を閉じれば、野火がまなうらにちらついた。

文・八束さんHayha

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急に男に人生という重みができたと感じました。

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